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コレクション: 愛知県豊橋市関連資料

三河国二葉松 - 翻刻

三河国二葉松 - ページ 127

ページ: 127

翻刻

         伊良虞 渥美郡五拾子村に有 《割書:万葉|》 うつ(うち)麻(そ)ををみの大君は(あ)まなれやいらこか崎(嶋)に(の)玉藻け(か)ります 《割書:同一|》 潮さ/き(ゐ)のいらこの島に漕ふねのいもゝ乗らんあらき島ま(み)を 人麻呂 《割書:千載|》 玉藻苅いらこか崎の岩ねまついく代まて(゛)にか年のへぬらん 修理大夫顕季 《割書:続後|撰》 玉藻苅いらこの蛋も我ことやかはくまなくて袖はぬるらん 藤原道経 《割書:続後|拾》 蛋のかるいらこか崎のなのりその名のりも果ぬ子規哉   大江匡房 《割書:風雅|》 風渡るいらこか崎のそなれまつ/下枝(しつえ)は浪の花咲にけり 入道二品親王覚助 《割書:堀川|百》 玉藻かるいらこか崎の海士小舟はや漕わたせしまきもそする   いらこ島にかつを釣舟ならひうき葉影の波にうかれてそよる 《割書:呉竹|》 ひき捨よいらこの鷹の山かへりまた日は高し心そらなり 家隆 《割書:信太|社》 玉藻苅いらこか崎のなのりその名さへかひなく波の下くさ       弐つありけるたかのいらこわたるすると申ける一つたかは       とゝまりてこすへにかゝりてまつと申けるを聞て 《割書:山家|》 すだかわたりいらこか崎をうたかひてなほ木にかえ【「へ」とあるところ】る山かへりかな 西行 《割書:太神宮|千首》 なひくやと人のなのりてかりてみんいらこか崎のあまならぬ身に 院御製         いら湖にて       鷹一つ見付て嬉しいらこ崎 芭蕉庵桃青         はゝこ崎 《割書:或云此はゝこ崎はいらこの事にや|母子崎(いらこさき)なるへし》    本歌不見