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是より名所には非といへとも往来の賓客
歌の情を寄られし所也仍而集焉
真弓山 《割書:設楽郡武節郷生駒山に並ひ|たる山とそ》
吉のゝ之義親王上野国新田へ趣きたまふとて
三河国武節の郷真弓やまにてよめる
ほの〳〵と明行くを詠むれは月ひとり住にしのやまかな
池鯉鮒
ちりふといふ処に泊りて
ことのはのかけてたのまんちりうせぬ松かね枕一夜なれとも 光廣卿
岡崎
紀行 今朝は猶いそき出ぬる草まくら我岡崎に人の待やと 小堀宗甫
累世先君多戦功 岡崎城郭聳蒼穹
国家根本従茲始 欲唄幽風歌大風 林春斎
長沢
紀行 雲晴て日は赤坂の里とへは旅の行ゑの道の長沢 小堀宗甫
昔在轅門見玉鞍 豈図今日涙闌干
林間應是甘棠意 遺愛歳寒千百竿 林道春