翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

養生女の子算 - 翻刻

養生女の子算 - ページ 13

ページ: 13

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十日はかり守(まも)れは/小食(しやうしよく)の白(しら)かゆ甚(はなは)だ風味(ふうみ)うまくなりて 元気(けんき)衰(おとろ)ふものにあらず腹中(ふくちう)の工合(くあひ)よくなるゆゑ食(しよく) すゝむやうになるものなり其時(そのとき)が養生(やうじやう)の大事(たいじ)なり全快(せんくはい)して 何(なに)ほど食すゝむとも急(きう)に食物を増(ま)さず弥(いよ〳〵)病人の快(こゝろよき)を 考(かんが)へて七日めほどつゝぐらゐに白粥(しらかゆ)一椀の四ツ割(わり)一ツ分程 づゝ増(まし)て常体(しやうてい)の体(からだ)となり常(つね)の働(はたら)き出来(でき)るやうになり ても少(すこ)しひかへて定食(ぢやうしよく)をきはめてむら喰をせぬがよし 右此/養生(やうしやう)女(め)の子算(こざん)をよく読(よみ)まもれば長寿(てうしゆ)のみに あらず五倫(ごりん)の道(みち)もたち家業繁昌(かぎやうはんじやう)子孫長久(しそんちやうきう)の 基(もと)ひを開(ひ)らく道に近(ちか)からん乎(か)と爾云【云爾とあるところ】 附録 凡/道(みち)に志(こゝろざ)す人も家(いへ)貧(まづ)しけれは妻子(さいし)眷属(けんぞく)の礼も 自から斉(とゝの)はず世間(せけん)の人にも思はす不義理(ふぎり)多くなり 易(やす)し又/冨(とむ)といへども道(みち)を弁(わきま)へざれば内外(うちと)の事に付て 無理(むり)多く人の恨(うら)みを請(うく)る事/少(すく)なからず只人(たゝひと)は常に 家業(かぎやう)に怠(おこた)りなく倹約(けんやく)をよく守(まも)り入(いり)を計(はかり)て出るを 節(せつ)にすれば世帯(せたい)の大小に拘(かゝ)はらず親族(しんぞく)和合(わがう)して 家(いへ)よく斉(とゝの)ふべしよく道(みち)に叶(かなふ)て金銀(きん〴〵)に手支(てづかへ)ざる 仕様(しやう)左(さ)のごとし  譬(たとへ)ば年に拾/貫目(くはんめ)徳分(とくぶん)あるものならば八/貫目(くはんめ)にて