翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

養生女の子算 - 翻刻

養生女の子算 - ページ 12

ページ: 12

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酒宴(しゆゑん)などの節(せつ)壱升も飲(の)むほどの人ならば七八/合(かう)計(ばかり) り【衍】に飲(の)みて其余(そのよ)をのまず是等(これら)の人/毎日(まいにち)養生のために 飲(のむ)ならば分量(ぶんれう)の五(いつゝ)が一(ひとつ)を用れは気血(きけつ)循環(じゆんくはん)して薬と なるべし百薬(ひやくやく)の長(ちやう)たる酒なれども分量を過(すご)すときは 害(がい)をなす事 甚(はなはだ)し故に大酒を呑人(のむひと)多くは多病(たびやう)短(たん) 命なり分量を守らざる故なり又/一向(いつかう)に酒を呑(のま)ざる 人/保(ほ)養のために酒を用(もち)ゆるときは美酒(びしゆ)をゑらみ一 勺(しやく)か弐勺ほど用(もちひ)て鬱散(うつさん)すれば薬となる事/疑(うたが)ひなし 飲(のみ)がたきを無理に飲は酒毒となりて其害(そのがい)甚(はなはだ)多(おほ)し 天然の寿命をちゞむ恐(おそ)るべしつゝしむべし 惣(さう)じて病人不食なれば命(めい)は食にありといへど何にても 病人(びやうにん)のこのむ物を薬なりと思ひて喰(く)ふべしといふ人 多し是にて勘弁(かんべん)のあるべき事なり病気(びやうき)にもよるべし 大体(たいてい)の病人/薬(くすり)より食事(しよくじ)にて治る事多し殊(こと)に脾(ひ) 胃(ゐ)より出たる病症(びやうせう)または不順(ふじゆん)より発(おこり)たる症などは別(べつ) して食養生(しよくやうじやう)にて治る事/多(おほ)し右様(みぎやう)の病症にはその 人/常(つね)に飯(はん)三/椀(わん)ヅヽ喰(く)ふ人不 食(しよく)にて二/椀(わん)ならでくはぬ には白粥(しらかゆ)にして壱/度(ど)に一/椀(わん)づゝにすべし常(つ年)に飯(はん)三 椀(わん)ヅヽ喰(く)ふ人ふしよくにて一/椀(わん)ならでくはぬ人は白粥(しらかゆ) にして半/椀(わん)づゝにすべしかくのごときの割合(わりあひ)をもつて凡