伊那市×みんなで翻刻

コレクション: 内藤家資料 (1) 2

藩翰譜(七・下) - 翻刻

藩翰譜(七・下) - ページ 18

ページ: 18

翻刻

【右丁】 関東に参り 一封の書を 献て 事の体を言上す 頓て板倉内膳正重矩の宅に彼家の奉行頭人等 をめしあつめられて御糺問あり三月廿七日かさねて 酒井雅楽頭忠清の宅に 召決せらる此日伊達累代の 家人原田甲斐宗輔 無二の宗勝か 与党なりしか 彼宗重をきつてすて血刀をひつさけて執政の 座に切ていらんとす有あふ輩馳集りつゐに甲斐 をはとつてけり伊達か家人疵かうふりて死する もの弐人忠清の郎等ら手負ものありかくて 四月三日兵部少輔宗勝か罪さためられ土佐の 【左丁】 国へ流され土佐守豊昌に 預けられ子息市正宗興 は豊前の国へ流され小笠原遠江天性守長真に預けらる 又田村隠岐守宗良は天性病者にてつねに関東に 在て本国下向の事もなく又宗勝一門の長者 なるゆへ政事みなかれに任せけれはその罪をなた められて蟄居せり原田か子息等ならひに一族の 輩こと〳〵くに誅せらる