翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

飛た間違矢口噂 2巻 - 翻刻

飛た間違矢口噂 2巻 - ページ 10

ページ: 10

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はやとしもおしつめけるに おみねはとりのまち いらい所々にて しゆひ【首尾】あしく此ごろはもとでもてきかね そのうへかいがゝり【買掛り】の町人廿五六日ごろ よりつめかけさいそくしける 此人たちやあ【このひとたちゃぁ】みゝはなへか【耳はねえか】さつき【さっき】 からいふ事がきこへぬかやるまいとは【やらないとは】 いわぬはな【言わぬわな】【花札】あるときならぜにの 二くわんやさんぐわんたふでも【どうでも】やる けれどなへ【ない?】からまてといふ のだはなきゝ入すは【聞き入ずば】や口【矢口】 のおふね【おみねの徒名】だアおれを はだかにしてもつてい きやれもふふんどしませ【まで】 ひつはずして はら わね はかつてん【合点】せぬ いや〳〵はらはねば ならぬもつて いきやれこともしの【子供衆(こどもし)の】 やうな 申かみさんそういふ ことではないよう【ことではない。よう】 ござります はるまでも なつまで もまち ますどうぞ かんにんして はらわずに おいて くだ さりませ そこがおなじみ おでいりだけ ひとへにおたのみ 申ます はて どうぞ 御りやう けん なされ ませ 六蔵 は そち のすみ にかた いてめたか【目高(見物人)?】 となりの おもわし女ほう【恋女房?】 がたかごへ【高声】を きのとくにおもひ はら〳〵する もうゑゝわな しつか【静か】にいやれさ あのやうにいわしやる ものを