翻刻
谷弐ケ所有之凡四五丁程有之候と相見江申候
其辺りに鳥夥敷居申候北の方に穴御座候
巾四五拾間深サ弐拾間程も有之其谷茅原
其中ニ蔓ニ相成候木御座候是ハ国方にてハ
豆ぶしと申木ニ似たる様存候南の方江行詰
右同様の穴有之草木同様生茂り申候右
穴より東之方江私共石塚を建置申候重て
漂着の者も有之候ハヽ力にも相成可申哉と
築置申候夫ゟ難所を東の方下り木立有之
此木国地ニ而ひとさきと申木ニ似たる木に
御座候右木の皮をはぎ碇綱網等其外
此度の船具用ひ申候木の高サ六七尺位限りニ
御座候嶋廻り岩山嶮岨有之候東かたに
四五丁程の石浜有之夫ゟ北の方三丁余
右の浜ニ入江有之候其上岡ニて此度小舟
打立申候所々/茱萸(ガミ)の木有之草□大■【葱?】