東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

いはくかたしけなくきたなけ成ところに年 月をへてものし給ふ事ありかたくかしこま ると申おきなの命けふあすともしらぬをか くの給ふ君達にもよく思ひさためてつかうま つれと申もことはりなりいつれもをとりまさ りおはしまさねは御心さしの程は見ゆへし つかうまつらん事はそれになんつたむへき といへはこれ能事也人のうらみもあるまし といふ五人の人とも能事なりといへはおきな いりていふかくやひめ石つくりの御子には仏 の御石のはちといふ物ありそれを取て給へと いふくらもちの御子には東の海にほうらいと 云山あるなりそれにしろかねをねとしこかね をくきとし白き玉をみとしてたてる木あり それ一えたおりてたまはらんといふ今ひとり にはもろこしに有火ねすみのうはきぬを給へ 大伴の大納言にはたつのくひに五色にひかる 玉ありそれを取てたまへいそのかみの中納言 にはつはくらめのもたるこやすの貝取て給へ といふおきなかたき事にこそあなれ此国に 有ものにもあらすかくかたき事をはいかに申 さんといふかくやひめなにかたからんといへ