翻刻
といへはへんけの人といふとも女の身もち
給へりおきなのあらんかきりはかうてもい
ませかしこの人々の年月をへてかうのみい
ましつゝのたまふ事を思ひ定めてひとり〳〵
にあひ給へやといへはかくやひめいはく能も
あらぬかたちをふかき心もしらてあた心つき
なはのちくやしき事も有へきをとおもふ
はかりなり世のかしこき人なりともふかき心
さしをしらてはあひかたしとなんおもふといふ
おきないはく思ひのことくもの給ふかなそも
〳〵いかやうなるこゝろさしあらん人にか
あはんとおほすかはかり心さしをろかならぬ人
人にことあめれかくやひめのいはくかはかりの
ふかきをか見んといはんいさゝかの事なり
人の心さしひとしかんなりいかてか中にを
とりまさりはしらん五人の中にゆかしきも
のを見せ給へらんに御心さしまさりたりとて
つかうまつらんとそのおはすらん人々に申
給へといふよき事なりとうけつ日くるゝほ
とれいのあつまりぬ人々あるひはふえをふき
或は歌をうたひ或はしやうかをしあるひはう
そをふきあふきをならしなとするにおきな出て