東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

はおきなともあれかくもあれ申さんとて 出てかくなん聞ゆるやうに見給へといへは御(み) 子(こ)たち上達部(かんたちめ)きゝてをいらかにあたりより たになありきそとやはのたはぬと云てうん してみなかへりぬなを此女見ては世にあるまし き心ちのしけれはてんちくに有物ももてこ ぬ物かはと思ひめくらしていしつくりの御子は こゝろのしたく有人にて天ちくに二つとなき はちを百千万里のほといきたりともいかてか 取へきとおもひてかくやひめのもとにはけふ なん天ちくへ石のはちとりにまかるときかせ て三年はかり大和の国とをちのこほりにある 山寺にひんするのまへなるはちのひたくろに すみつきたるをとりてにしきのふくろに入て つくり花のえたにつけてかくやひめの家に もてきて見せけれはかくやひめあやしかりて みれははちの中に文ありひろけて見れは うみ山のみちに心をつくしはてないしのはち の涙なかれけ【ママ】かくやひめひかりや有と見るに ほたるはかりのひかりたになし   をくつゆのひかりをたにもやとさまし    をくらの山にてなにもとめけん