東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 18

ページ: 18

翻刻

にろくいまた給はらす是を給てわろきけこに 給せんと云てさゝけたる竹取のおきな此たく みらか申事は何事そとかたふきおり御子は われにもあらぬけしきにてきもきえゐ給へり 是をかくやひめきゝて此奉る文をとれと云て みれは文に申けるやう御子の君千日いやしき たくみらともろとも同所にかくれゐ給ひて かしこき玉のえたをつくらせ給ひてつかさも たまはらむと仰給ひき是を此頃あんするに 御つかひとおはしますへきかくやひめのえう し給ふへきなりけりと承て此宮より給はら むと申て給へきなりといふをきゝてかくやひめ くるゝまゝに思ひはひつる心地わらひさかへ ておきなをよひとりて云やう誠ほうらいの木 かとこそおもひつれかくあさましきそらこと にて有けれははや返し給へといへはおきなこた ふさたかにつくらせたる物と聞つれはかへさんこ といとやすしとうなつきをりかくやひめの 心ゆきはてゝありつるうたの返し   まことかと聞て見つれはことのはを    かされる玉のえたにそありける といひて玉のえたも返しつ竹取のおきなさは