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かりかたらひつるかさすかにおほえてねふり
をり御子はたつもはしたゐるもかしたにて居
給へり日の暮ぬれはすへり出給ひぬ彼うれへ
せしたくみをはかくやひめよひすへてうれし
き人ともなりといひてろくいとおほくとらせ
給ふたくみらいみしくよろこひて思ひつる様
にもあるかなと云て帰る道にてくらもちの御
子ちのなかるゝ迄調させ給ふろくえしかひも
なく皆とり捨させ給ひてけれはにけうせにけ
りかくて此御子一しやうのはち是に過るはあら
し女を得すなりぬのみにあらす天下の人の
おもはん事のはつかしき事との給ひてたゝ一所
ふかき山へいり給ぬ宮つかささふらふ人々
皆手をわかちてもとめ奉れ共御死にもやし
給ひけん得見つけ奉らす成ぬ御子の御供にか
くし給はんとて年頃見え給はさりける也是を
なん玉さかるとは云はしめける左大臣あへの
みむらしはたからゆたかに家ひろき人にて
おはしける其年きたりけるもろこし舟のわ
うけいと云人のもとに文を書て火ねすみのか
はといふなる物かひてをこせよとてつかうまつる
人の中に心たしかなるをえらひて小屋のふさ