東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

かりかたらひつるかさすかにおほえてねふり をり御子はたつもはしたゐるもかしたにて居 給へり日の暮ぬれはすへり出給ひぬ彼うれへ せしたくみをはかくやひめよひすへてうれし き人ともなりといひてろくいとおほくとらせ 給ふたくみらいみしくよろこひて思ひつる様 にもあるかなと云て帰る道にてくらもちの御 子ちのなかるゝ迄調させ給ふろくえしかひも なく皆とり捨させ給ひてけれはにけうせにけ りかくて此御子一しやうのはち是に過るはあら し女を得すなりぬのみにあらす天下の人の おもはん事のはつかしき事との給ひてたゝ一所 ふかき山へいり給ぬ宮つかささふらふ人々 皆手をわかちてもとめ奉れ共御死にもやし 給ひけん得見つけ奉らす成ぬ御子の御供にか くし給はんとて年頃見え給はさりける也是を なん玉さかるとは云はしめける左大臣あへの みむらしはたからゆたかに家ひろき人にて おはしける其年きたりけるもろこし舟のわ うけいと云人のもとに文を書て火ねすみのか はといふなる物かひてをこせよとてつかうまつる 人の中に心たしかなるをえらひて小屋のふさ