東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

とありけるされは帰りいましにけり世の人々 あへの大臣火ねすみのかは衣をもていまして かくやひめに住給ふとなこゝにやいますなと とふある人の云かはは火にくへてやきたりし かはめら〳〵とやけにしかはかくやひめあひ給 はすといひけれは是を聞てそとけなきものを はあへなしと云ける大伴のみゆきの大納言は 我家にありとある人をあつめてのたまはくた つのくひに五色のひかりある玉あなりそれを 取て奉りたらん人にはねかはん事をかなへん とのたまふをのこ共仰の事を承て申さく 仰の事はいともたうとし但この玉たはやす く得とらしをいはんやたつのくひの玉はいかゝ ととらんと申あへり大納言の給ふ天のつかひと いはんものは命をすてゝもをのか君のおほせ 事をはかなへんとこそ思へけれ此国なき てんちくもろこしの物にもあらす此国の海山 よりたつはをりのほる物也いかに思ひてか汝 等かたき物と申へきをのこ共申様さらは いかゝはせんかたき物成共仰事にしたかひても とめにまからんと申に大納言見わらひてなん ちらか君の使と名をなかしつ君の仰事をは