東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

なるしにをすへかめるかな梶取なく大納言 是を聞ての給はくふねに乗てはかちとりの 申事をこそ高き山とたのめなとかくたのもし けなく申そとあをへとをつきての給ふかち取 こたへて申神ならねは何わさをかつかうまつ らん風ふき波はけしけれ共神さへいたゝきに おちかゝるやうなるは龍をころさんともとめ給 え【ママ】へはある也はやてもりうのふかする也はや神 に祈り給へと云能事なりとてかち取の御神 きこしめせ音なく心をさなくたつをころさん と思ひけり今よりのちは毛一すちをたにうこ かし奉らしとよことをはなちて立ゐなく〳〵 よはひ給ふ事千度計申給ふけにやあらんや う〳〵神やみぬ少ひかりて風は猶はやく吹 梶取のいはく是は龍のしわさにこそ有けれ此 ふく風はよき方の風なりあしき方の風にはあら す能かたに趣てふくなりといへ共大納言は是を 聞入給はす三四日ふきてふき返しよせたり はまをみれははりまのあかしのはまなりけり 大納言南海のはまにふきよせられたるにやあ らんとおもひていきつきふし給へり舟にある をのことも国につけたれ共国のつかさまうて