東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 28

ページ: 28

翻刻

とふらふにも得おきかり給はて船そこに ふし給へり松原にさむしろしきておろし奉る 其時にそ南海にあらさりけりと思ひてからう しておきあかり給へるを見れは風いとおもき 人にてはらいとふくれこなたかなたの目には すもゝを二つけたる様也是を見奉りてそ国の つかさもほうゑみたる国に仰給てたこしつく らせ給ひてやう〳〵になはれて家に入給ひ ぬるをいりてかきゝけんつかはしゝをのこ共 参りて申様たつの首の玉をえとらさりしか は南殿へも得参らさりし玉の取かたかりし事を しり給へれはなんかんたうあらしとて参つる と申大納言おき居てのたまはくなんちらよ くもてこす成ぬ龍はなる神のるいにこそあ りけれそれか玉をとらんとてそこらの人々の かいせられんとしけりましてたつをとらへた らましかは又こともなく我はかいせられなま しよくとらへす成にけりかくやひめてふおほ 盗人のやつか人をころさんとするなりけり家 のあたりたに今はとをらし男共もなあり きそとて家に少のこりたりける物共はたつの 玉をとらぬ者共にたひつ是を聞てはなれ給