東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

に物もなしと申に中納言あしくさくれは なき也とはらたちてたれはかりおほえんにと て我のほりてさくらんとの給ひてこにのりて つられ上りてうかゝひ給へるにつはくらめお をさけていたくめくるにあはせて手をさゝけ てさくり給ふに手にひらめる物さはる時に我 物にきりたり今はおろしてよおきなしえたり との給ひてあつまりてとくおろさんとてつな をひき過してつなたゆる則にやしまのかなへ の上にのけさまにおち給へり人々あさまし かりてよりてかゝへ奉れり御目はしらめにて ふし給へり人々水をすくひ入奉るからうして いき出給へるに又かなへの上より手とり足取 してさけおろし奉るからうして御こゝちは いかゝおほさるゝととへはいきの下にて物は 少覚ゆれとこしなんうと【ママ】かれぬされとこやす 貝をふとにきりもたれはうれしくおほゆる也 まつしそくしてこゝのかいかほ見んと御くしも たけて御手をひろけ給へるにつはくらめのま りをけるふるくそをにきり給へるなりけりそ れを見給ひてあなかひなのわさやとのたまひ けるよりそ思ふにたかふ事をはかひなしと