東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 1

竹取物語 - 翻刻

竹取物語 - ページ 47

ページ: 47

翻刻

にて相たゝかはん心もなかりけりからうして 思ひおこして弓矢をとりたてんとすれ共手に 力もなくなりてなへかゝりたる中に心さかし きものねんしていんとすれ共ほかさまへいき けれはあれもたゝかはて心地たゝしれにしれて まもりあへりたてる人共はさうそくのきよら なる事物にも似すとふ車一くしたりらかいさ したり其中に王とおほしき人宮つこまろ 家にまうてこといふにたけく思ひつるみやつこ まろも物にゑひたるこゝちしてうつふしにふ せりいはく汝おさなき人いさゝか成くとくを おきなつくりけるによりて汝かたすけにとて かた時の程とてくたしゝをそこらの年頃そこ らのこかね給ひて身をかへたるかことくなり にけりかくやひめはつみをつくり給へりけれ はかくいやしきをのれかもとにしはしおはし つるなりつみのかきりはてぬれはかくむかふ るおきなはなきなけくあたはぬ事也はや返 し奉れといふおきなこたへて申かくやひめ をやしなひたてまつる事廿余年に成ぬか た時との給ふにあやしく成侍りぬ又こと所に かくや姫と申人そおはしますらむと云こゝに