翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 50

ページ: 50

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 僅(はつか)半日計りにてあかるなり 一 東風(こち)は雨になるへきものなれとも入梅(にうばい)【左ルビ「つゆ」】と土用にはふり  つゝきたる雨もあかる也○東風 急(きう)なれは夜晴をつか  さとる也○春夏に西北の方より吹風は雨の印也○秋西  風吹はかならず雨也○冬の日南風吹は三日に霜(しも)をつかさ  とる也○西風・北西風は日和・東風・南風は雨風也○日の  没(いり)赤か青は風也・夕雲赤は晴・雲乱飛は大風・風雲跡  なきはやむ・雲の色紅白なれは又大風也○夜 霧(きり)ふれば  翌(よく)日大風也○流星(りうせい)東へ飛ば風也・南へ飛ば晴・西へ飛ば  雨也○月の出色白は雨也・月のかさに星(ほし)あれは雨  なり・笠(かさ)かさなれは大風也・月の入に光(ひかり)つよきは雨・  色白は風・朝(あさ)虹(にじ)西に有は三日のうちに雨也・夕虹東に有は  日和・電(いなひかり)四方にあるは風雨也 一雨ふらんとしては礎(いしすへ)うるほふもの也○山あざやかに見ゆる  時は陽風也又山かくれて見へざれば陰風也○烏(からす)水(みづ)をあ  びるはかならす雨の印也○鳩(はと)鳴(なひ)てかへす声(こゑ)あらば  晴也かへすこゑなきは雨の印也○朝(あさ)に鳶(とび)鳴(なけ)ば雨也  夕に鳴ばはれ也○竃(かまど)の煙(けむ)りもや〳〵として下(した)へさが  らば雨としるべし直(すぐ)に立(たち)のぼりて滞(とゞこほ)らざるは晴也 一 出雲(でくも)入雲(いりくも)にて日和を見ること国々によりて替(かわり)