翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 54

ページ: 54

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 道中てみへかさりする人達(ひとたち)は必(かなら)すなんに  あふとしるへし  泊りにてもしや近火(きんくわ)のある時は立(たち)したくして  次(つき)に荷(に)をだせ  ものいひを旅てはことに和らけよ利屈(りくつ)かましく  こわたかにすな  得たりとて旅て出(いた)すなそのわざをかくせはひかり  いやまさるなり  落(おと)さしとわかふところに心つけ川越(かわこし)の場(ば)と  ふねののりをり  馬かたや荷(に)持(もち)雲助(かこかき)あなとるな同しうきよに  をなし世(よ)わたり  はらのたつことをも旅はこらへつゝいふへきことは  のちにことわれ  乗(のり)かけは小附(こつけ)まてをも改(あら)めて其(その)数(かつ)合ふた  上(うへ)てのるべし  宿(やと)たゝばもつへき物をあひたかひ忘(わすれ)ぬやうに  気を付てやれ  右(みき)旅行(りやうかう)教訓(きやうくん)の歌(うた)を人々(ひと〳〵)つね〳〵暗誦(あんせう)【左ルビ「そらにおぼへは」】せば後日(かうじつ)  旅行する折の心得となるへし   ○旅立の歌  庭中のあすはの神に小柴さしあわれ祝む  帰りくるまて  定(さた)めえし旅(たひ)たつ日(ひ)とり吉悪(よしあし)は思ひ立(たつ)日(ひ)を  吉日(きちにち)とせむ