翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 53

ページ: 53

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  ○旅行(りよかう)教訓歌(きやうくんのうた)  宿(やと)とりて一に方角(ほうがく)二 雪隠(せつゐん)三に戸(と)じまり  四には火(ひ)のもと  道中(たうちう)は自由(じゆう)をせんと思ふましふ自由せんと  すれは自(じ)ゆふぞ  長(なが)たびの道具(たうぐ)はとかく少(すくな)きをよしと定(さだ)めよ  おほきのはうき  道中の事(こと)を手軽(てかる)にする人は川留(かわとめ)故障(こしやう)  あれとあんせむ  早(はや)く立(たち)はやくとまるといふ人は旅にて難(なん)は  なきとしるべし  道中は一度にものをしたゝめずやすみ〳〵て  いくたひもくゑ  道中の食(しよく)によしあしいふ人は土地(とち)も処(ところ)も  見わかぬとしれ  それ〳〵に所の風土(ふど)を味(あぢわ)ひてくらへは悪敷(あしき)  ものもけつかう  上戸(じやうご)ても旅て大酒(たいいしゆ)はすべからす折々すこし  のめは り(良)やう やく(薬)  旅先てたとへいそけとしらぬ川(かわ)しらぬちか道(みち)  つゝしみてすな  仮初(かりそめ)の船路(ふなぢ)をゆかんたひならば遅速(ちそく)の程(ほと)を  かんかへてのれ  雨(あめ)ふる日あかるくならは宿(やど)かりよ暮(くれ)て泊(とま)れば  よきやとはなし  道中は家来(けらい)けんぞくありとても自身(じしん)にものを  するかちにせよ