翻刻
滝の湯《割書:川上にあり|》 箱湯《割書:同|》 霧湯《割書:川を隔てあり|》
熱湯《割書:川の内にあり》 右はいつれも名湯(めいたう)にして
効験(こうのふ)同じからず依_レ之 湯宿(ゆやと)へ病症(ひやうせう)を咄(はな)して
浴(よく)すべし此所(このところ)に岩湯山(がんたうざん)常泉寺(じやうせんじ)といふあり
此(この)寺(てら)佐藤(さとう)庄司(せうじ)元治(もとはる)が菩提所(ぼだいしよ)なり此(この)元治(もとはる)は
飯坂(いゝざか)の温泉(おんせん)の庄司(せうじ)なりといふ
〇さはこの御湯 此辺にありといふ当時知人
なし其本所詳ならず
南部
台湯 滝 ̄ノ湯 上 ̄ノ湯 中 ̄ノ湯 鉢 ̄ノ湯
箱湯 已上五ケ所台村ニアリ 鴬宿《割書:鴬宿村ニアリ|》
繋湯 《割書:同|》小室 《割書:同|》瘡湯 《割書:同|》荒湯《割書:已上滴石村ニ|アリ》
松川湯《割書:田頭村ニ|アリ》 温湯(ぬるゆ)《割書:金田村ニアリ|》
下風呂《割書:下風呂村ニ|アリ》 新湯《割書:田名部村ニアリ|》
山の湯《割書:一名|》花染(はなそめ)の湯(ゆ)といふ浴(よく)して後(のち)人の肌(はだ)紅(べ)
粉(に)をもつて染(そめ)たる如(こと)くになる也《割書:同郡にあり|》
薬師湯 冷湯《割書:田名部郡ニ|アリ》 鷺湯《割書:脇沢村ニアリ|》
大湯《割書:大湯村ニアリ|》 湯瀬湯《割書:湯瀬村ニアリ|》
湯田湯《割書:沢内村ニ|アリ》 外道湯(げどうゆ)《割書:和賀郡ニアリ|》
熊沢湯《割書:鹿角郡ニ|アリ》 国見湯《割書:生内村ニアリ》