翻刻!草双紙の世界

コレクション: @chinjuさんと読む草双紙

変化物春遊 : 2巻 - 翻刻

変化物春遊 : 2巻 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

大さかしんまちに にしきといふ 女郎いたつてきりやう うるはしくありける がとし〳〵きやう をふさかへ【京大阪へ】こどふぐ【小道具】 かいだしにゆき けるとふぐやの 代五郎といふもの 大さかへゆくたびに このにしきをよび あそびけるある ときかのにしき よひ【呼び】くれよといへば ちや屋のあるじ にしきはこのほど びやうきなり いかないてまじと【いかな出でまじと】 ぞ申けるだい五郎 なんぶんよびてくれ よとひたすらてい しゆにいゝけるゆへ そのことにしきへ申 つかわしいればびやう ちうなれどもなしみ ゆへにしきはきたりだん〳〵 ねんころにはなしなぞし びやうちうなればにしきも とこをわけてふしけるが うしみつのころかの女郎 きたいのこへしてたすけて たべといゝけるだい五郎 さつそくにしきをおこし しさいをきくにこのにしき そふ【僧】をだましけるこの そふ女郎ゆへにてらを ひらきいたしかたも なくみをなげて しゝけるそのむくい まいよにしき をくるしめける となん