東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

【頭書・右丁】 とこのうみとは  なみだ どよみとは    とつとわらふ とのあぶらとは  ねやの火  ○ちの部 ちひろのうみとは ふかきうみのことをいふ ちとせのさかとは としおいたることをいふ ちりひちとは   すこしのこと ちはやふるとは  久しきこと ちゝのこがねとは 千両のかねといふ事 ちりほひとは   おちぶれたる ちぎりとは    やくそくのこと  ○りの部 りんゑとは    めぐりめぐることをいふ  ○ぬの部 ぬばたまとは   ゆめをいふ ぬれぎぬとは   なき名のたつことをいふ 【頭書・左丁】 ぬさとは     神のへいのこと ぬかづくとは   神ほとけへまゐりをがむ事  ○るの部 るりのきみとは  げんじ玉かづらの君の名  ○をの部 をちこちとは   遠近のこと をぎのうは風とは 身にしむことをいふ おにつはるとは  はらたつことをいふ おきこぐふねとは とまりさだめぬこと をぐるまとは   めぐりあふこと おしまづきとは  つくゑ をもなしとは   めんぼくなし おもひのつゆ   なみだ をのわらはとは  をとこのわらべなり 【本文・右丁】 候 半(はん)と御めて度御 嬉敷(うれしく) 存上(そんじあけ)まいらせ候 扨(さて)は明日(めうにち) 子供(こども)めしつれ候て飛鳥山(あすかやま) 花見(はなみ)に参(まい)り申べくと 支度(したく)致(いた)しおりまいらせ候 【本文・左丁】 御 程(ほど)さまいかゞおはしまし候 哉(や) 御 誘(さそひ)申上候やう母(はゝ)も申 おり候まゝ御 伺(うかゞ)ひ申上まいらせ候 何(なに)とぞ御 出(いて)なされ候やう 御ねがひ申上まいらせ候めて度かしく