東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

【頭書・右丁】 はながたみとは  はなかご也 はらからとは   兄弟のこと はながつみとは  まこもぐさ はふりことは   神人の事 はるつげくさとは 梅の花 はなだいろとは  はないろ はなちがみとは  みだれがみ はにふのこやとは いやしき家のことをいふ はかなしとは   たよりすくなきといふこゝろ  ○にの部 にげなきとは   にてもにつかぬことをいふ にゐまくらとは  はじめてちぎるをいふ にほひ鳥とは   うぐひす にほてるとは   水うみのこと になきとは    ひとつにといふこゝろ  ○ほの部 【頭書・左丁】 ほにいづるとは  おもひのいろほかにあらはるゝを云 ほやのすゝきとは こゝろみだるゝことをいふ ほのくらきとは  ほのかにくらきことをいふ ほのめくとは   たしかならぬことをいふ ほだしとは    よのはなれかたきをいふ ほそどのとは   らうかのこと  ○への部 へたとは     うみのはたを云  ○との部 としこへぐさとは むぎのこと としのなかばとは 六月也 ともちどりとは  友だち也 とものそめぎとは さかしきことをいふ とほ山の花とは  恋しきこと とまりぐさは   なでしこのこと 【本文・右丁】   ○上巳(じやうみ)の文(ふみ)   返(かへす)〳〵御 子(こ)さまがたちと〳〵   御遊ひに御こし下され候やう 桃(もゝ)の節句(せつく)の御いはひ   御ねかひ上まいらせ候こなた 御めてたく存上まいらせ候さては   さひしくくらしおりまいらせ候まゝ 此すもじ折節(おりふし)外(ほか)より 【本文・左丁】   御まち申上まいらせ候めてたくかしく もらひ候まゝお鶴(つる)さまえ 上まゐらせ候めて度かしく   ○花見(はなみ)の文 たん〳〵暖(あたゝか)に成(なり)まいらせ候 いよ〳〵御さへ〴〵敷(しく)御くらし