東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 12

ページ: 12

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【頭書・右丁】 たちまちの月とは 十七日の月をいふ たまぼことは   みちのこと たまだれとは   すだれ也 たまくしげとは  あかつき也 たをやめとは   わかき女の事をいふなり たそがれとは   夕ぐれのこと  ○れの部 れいならぬとは  わづらふこと れんしとは    ねんごろなることをいふ れんりのえだとは ふかきちぎりをいふ  ○その部 そめいろの山とは しゆみせんのことをいふ そみかくだとは  山ぶしのこと そゞろとは    心ならずと云こと そでのしがらみとは なみだのことをいふ 【頭書・左丁】  ○つの部 つらなるえだとは 兄弟也 つどふとは    人のあつまること つたなしとは   いやしきこと ついばむとは   鳥のゑをはむ事なり  ○ねの部 ねぎこととは   神ほとけにものをいのること ねぢけ人とは   あしき人 ねまちの月とは  十九日の夜の月をいふ  ○なの部 なかるゝ水とは  ゆくすゑさだめなきをいふ なまめくとは   うつくしき人のことをいふ なをざりとは   ねんごろになきこゝろなり なべてとは    みなといふこと 【本文・右丁】 かけまいらせ候御 慮(りよ)もしさま なからよろしく仰上(おほせあげ)られ 下さるへく候めて度かしく   ○端午(たんご)の文(ふみ) 菖蒲(あやめ)の節句の御ことふき 【本文・左丁】 御めて度存上まいらせ候よふぞや 此ほとは福太郎(ふくたろう)方(かた)へ 見事の品(しな)〳〵御祝(おんいわひ)下 され山々(やま〳〵)有難(ありがた)く御 嬉(うれ)しく ぞんし上まいらせ候さてはけふし