東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

【頭書・右丁】 くにつうみとは  地神五代のことをいふ くたちとは    よのふけゆくこと  ○やの部 やくもたつとは  みそひともじのうたをいふ やからとは    妻子の事 やをとめとは   まいひめのこと やまひことは   こたまの事 やまひととは   仙人のこと  ○まの部 ますらをとは   かりする人 まめをとことは  しんじつの人 まさなきとは   つよくほめたることばなり まのあたりとは  めの下なり またきとは    もはやといふこと まはゆくとは   はずかしきこと  ○けの部 けしうとは    あやしき事 【頭書・左丁】 けらしとは    けりといふこと けうとしとは   けしからぬこと  ○ふの部 ふしまち月とは  十九日の月をいふなり ふけまち月とは  廿日の月のことなり 風月の道とは   歌道のことをいふ ふゞきとは    かぜにゆきのまじりふく事 ふみ月とは    七月の名 ふたつの海とは  生死のこと ふちころもとは  いやしきもの ふりわけがみとは いまだ結ひはじめぬかみ  ○この部 こし地とは    ふるさとのこと こしかたとは   すぎしこと こゝのへとは   内裡のこと 【本文・右丁】 まいらせ候御つれ〴〵御酒(おんさゝ)の 御口取りにもと存上(そんじあげ)まいらせ候 まづは折(をり)から御 見舞(みまひ)迄(まて)に しめし上まいらせ候めて度かしく   ○暑中(しよちう)見廻(みまひ)の文(ふみ) 【本文・左丁】   返(かへす)〳〵こなたよりは打(うち)たへ   御 無沙汰(ぶさた)いたしまいらせ候 わざ〳〵しめし上まいらせ候   ちと〳〵御 伺(うかゝ)ひ申上たく 此ほどはたへかたきあつさに   候へとも折(をり)ふし人ずくな 候へとも御 揃(そろひ)遊(あそ)ばし   にて存なからそのまゝに 御 機嫌(きげん)能(よく)入せられまん〳〵