翻刻
【頭書・右丁】
[進物目録(しんもつもくろく)書様(かきやう)]【四角枠で囲み】
進上
はくてう 一は
がん 一は
たい 一折
すゝき 一折
くらけ 三桶
已上
こなたの名
進物るい折紙の書やうは
樽に魚鳥の時は先鳥を
【頭書・左丁】
書次に魚を書て魚に
樽を書るなり精進物は
魚鳥の間にかくべし
小袖巻物などは樽の
前にかくべきなりすべて
進物の箱あしなき箱は
たて板にかくなり又
箱にひもをかくるもの
ならば
真中
より
右へ
寄て
かく
ひも
に
かく
れぬ
やうに
書べし
ひもなき
箱は真中に
かくなり又箱ざかな
さんぶたにて足あるには
【本文・右丁】
はゞかりなからみな〳〵さまへ
御 機嫌(きげん)よふ御入なされ候よし
よろしく御つたへ
うへなふ御めてたく御うれしく
下さるへく候こなた
存上まいらせ候いつも〳〵めつらし
福助よりもよろしく
からす候へとも塩(しほ)さかし一 籠(かご)
申上まいらせ候めてたくかしく
おくり上まいらせ候 聊(いさゝか)年(とし)の
【本文・左丁】
暮(くれ)の御祝儀(ごしうぎ)申上候まての
御事に候まつはいそぎそう〳〵
目出たくかしく
○寒中見廻(かんちうみまひ)の文
かへす〳〵此ほとは
打絶(うちたえ)御 音信(をとづれ)も承(うけたまは)り