東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 27

ページ: 27

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【頭書・右丁】  ○娵(よめ)となる心得(こゝろえ) 娵(よめ)最初(さいしよ)の願(ねが)ひのごとく せばこれ又 世界(せかい)の娵の 鑑(かゞみ)となるべしはじめ 母親(はゝおや)のいふやうは女といふ ものは一度(ひとたび)嫁入(よめいり)して ふたゝびかへれば親(おや)の育(そだて) 柄(がら)あしきによりさきの 気(き)に入らずしてさられ しといはれて親(おや)迄の 恥辱(ちじよく)となるべしさるに よりてさきの夫(をつと)を大切(たいせつ) にし姑(しうとめ)の気に入るやう にすべし舅(しうと)は男(をとこ)の 事なればいかやうにも 【頭書・左丁】 なるものぞといふとき 娘(むすめ)答(こたへ)て御気つかひ なさるまじたとへいか やうの事ありとも戻(もどる) まじ姑(しうとめ)といふものは たとへ仏(ほとけ)のやうな方 にてももとは他人(たにん) なり何事にも機(き) 嫌(げん)をとりて辛抱(しんばう)し 申すべしと一旦(いつたん)母(はゝ) 親(おや)に安堵(あんど)させるは娘 のならひなり時節(じせつ) 来(きた)りて嫁入し当分(とうぶん) はへやすみのことなれば 慎(つゝし)み深(ふか)きゆゑに家内(かない) 【本文・右丁】 万々年(まん〳〵ねん)も幾久(いくひさ)しく   さそ〳〵御 安堵(あんど)の御事と 御めて度 嘸々(さそ〳〵)御それさま   そんし上まいらせ候めてたくかしく 御 喜(よろこひ)の御事と存上まいらせ候 さては此さもし一 折(をり)進(しん)し 上まいらせ候御 歓(よろこひ)申上候 印迄(しるしまで)に 【本文・左丁】 御 祝(いは)ひ上まいらせ候めて度かしく   ○振舞(ふるまひ)の文   返す〳〵申上おとしまいらせ候 せんもじは娘(むすめ)かたへ御しんもじに   御あねさま此ほとは御 かけさせられ見事のしな〳〵   とうりうのよし 贈(をくり)下され扨々(さて〳〵)御 念(ねん)もじの