東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 32

ページ: 32

翻刻

【頭書・右丁】 右のひざをたてゝ障子(しやうじ) のこし板(いた)のさんに手を かけあけたてをすべし ○屏風(びやうぶ)のたてやうは まづひざまづきて中 ほどをひらき次に右へ ひらき又左りへ開(ひら)くべし ○貴人(きにん)え状(じやう)を参ら する事 左の手をつき 右の手にて手紙(てがみ)の 中ほとより少し下の かたをもちて貴人の よみ給ふやうにおもて の方をむかふへむけて さし出すべし ○貴人(きにん)より肴(さかな)または 【頭書・左丁】 菓子(くわし)はさみ給ふ時は する〳〵と御 前(まへ)へゆき ひさまづき膝(ひざ)にて 三足ほどはひより両 手をかさねて頂戴(てうだい)し 又三足ほどさがりて 右のひざをたて下座(しもさ) のかたへひさをひねりて たつべし ○香(かう)のきゝやう香炉(かうろ) をうけとりたるまゝにて きくべし手を上へ かざしてきくはいやし 香炉の灰(はい)のおしやう 菱形(ひしがた)におすべしいづれ もおしきる所をば長(ちやう)に 【本文・右丁】 申上まいらせ候めて度かしく   ○悔(くやみ)の文 御ともさま御 事(こと)久々(ひさ〳〵)御すぐれ 不被成(なされず)候 所(ところ)御 養生(ようしやう)かなわせられず 御 臨終(りんじう)のよし御しらせ下され 【本文・左丁】 さて〳〵おとろき入まいらせ候 嘸々(さぞ〳〵)御それさま御ちからおとし さつしあけまいらせ候こなた事 早速(さつそく)上(あが)り可申候得共 折節(をりふし) 持病(ぢびやう)にてふせりおり候まゝ