東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 37

ページ: 37

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【頭書・右丁】 すゝることあしし舌(した)うち すべからす酒(さけ)の時同前也 ○串(くし)にさしたるもの箸(はし) にてはさみあげ左りの 手にてくしを取はし を持(もち)そへてくふべし凡(すべ)て 椀(わん)のうちよりそとを 見ること有べからずまた よそ見してものを はさむべからず口をさし 出してくふべからず ○箸(はし)の取やうは三ッ折 にて上の折めをとる べし箸(はし)を膳(ぜん)におくは 初(はじ)め置たるごとくにて 置べし凡(およそ)飯汁椀(めししるわん)を 【頭書・左丁】 取あひだははしを取直し ひざの上に置べしいく たびもかくのごとくすべし ○飯椀(めしわん)のふたにつかば はしをもつてわんの 内へ入るべし ○もてなしの内三たび 亭主(ていしゆ)がたへ謝礼(しやれい)すべし はじめに料理(れうり)の結構(けつかう) なることをいひ二度めに は料理 丁寧(ていねい)なるよし をいひ三度めには諸事(しよじ) 念(ねん)入たるよしを挨拶(あいさつ) すべし此外 遠来(えんらい)の もの名物(めいぶつ)に気(き)をつけ 礼を述(のぶ)べし 【本文・右丁】 おそれ入まいらせ候此御さもし 少々ながら御 祝(いは)ひ上まいらせ候         めてたくかしく   ○大風(おほかぜ)見廻(みまひ)の文 ゆふしは殊(こと)の外(ほか)の大風(おほかぜ)にて 【本文・左丁】 嘸々(さぞ〳〵)御 心(こゝろ)づかひ御 老母様(らうぼさま) 何(なん)の御 障(さはり)もなく候やそれのみ 御 案(あん)じ申上まいらせ候 取(とり)あへず 御 様子(やうす)うけたまはりたくしめし 上まいらせ候めてたくかしく