東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 39

ページ: 39

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【頭書・右丁】 おくる次第に見をはり 末座(ばつざ)より又上客へ帰(かへ)す 其時上客少しいたゞき 下におく時ていしゆ出て 茶碗(ちやわん)をとらばおの〳〵一礼 すべし本式(ほんしき)はめい〳〵こい 茶なりざしきの廻(まは)り茶は 略義(りやくき)なりこい茶出る時 ふくさを添(そへ)て出すは 茶碗あつきゆゑなり ちやわん冷(ひえ)たらば服紗(ふくさ)を 下に置のむべしふくさは 上客の前によせ置べし ○金柑(きんかん)は皮(かは)ながら蜜柑(みかん)は 三ッにわり皮をとりて くふなりきざはしは皮(かは)を 【頭書・左丁】 とらずされども女中は 皮をとりてくふべし ○干飯(ほしいゝ)道明寺(どうみやうし)これは箸(はし) かたし有べし其 箸(はし)を とりたるにてほしいゝを とり水を箸にてかき立 くふべし塩(しほ)を箸にて さしくはへ水はいくたびも かへてくふべし ○ちまきはかしらを二ッ 三ッほどきて下へおして 箸(はし)にさしくふべし杉(すぎ) 楊枝(やうじ)を用ゆべし 其外さま〴〵ありといへ共 先日用のあらましを記す 余は師をもとめて知べし 【本文・右丁】 おりまいらせ候めて度かしく   ○芝居(しはゐ)申合の文   くれ〳〵もいつごろよろしく候や 菊五郎(きくごらう)助六(すけろく)ことの外よろしき   御きはめ下され候てこなたへ よしうけたまはりまいらせ候   御さそひの御文御こし いつにても御 供(とも)申上度こなたより 【本文・左丁】   下さるべく候御もとさま 御 誘(さそ)ひ申上べく候まゝいつ頃   御ともしさまへはこなたよりない〳〵 にてよろしく候哉御 内々(ない〳〵)   さそひに上申べく候まゝ 仰(おほせ)下さるべく候こなた事は   さやう思召下さるべく候かしく 此節(このせつ)取込(とりこみ)之中申出しかたく候ゆへ 御もとさまより御さそひの