東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 40

ページ: 40

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【頭書・右丁】 [給仕(きうじ)の次第(しだい)]【四角枠で囲み】 すべて女のたしなみは 髪(かみ)をゆひ化粧(けはひ)して朝(あさ) 夕(ゆふ)身(み)を奇麗(きれい)に持(もつ)べし すがたを作(つく)るのみにあらず 上たる人への礼義(れいぎ)にて また不浄(ふじやう)を除(のぞ)くとも いへば人の給仕(きうじ)する時は 猶さらのことにして手足(てあし)を きよらかにすべし女の顔(かほ)に 紅粉(べに)おしろいをよそほひ たり共手足のむさきは にげなく愛相(あいさう)のつきる ひとつなればよく〳〵 嗜(たしな)むべし 【頭書・左丁】 ○膳(ぜん)すゑやうの事両手 の親指(おやゆび)を膳のふちへ かけてしつかりともち 目八分(めはちぶん)にさし上け膳の 下より見るごとくにして しとやかに客座(きやくざ)三尺程 こなたにひざまづき膳を 下に置両手をかけて客 の前へおしてすゆるなり とかく畳(たゝみ)のへりをふまぬ やうに心がくへしたつ時は 客(きやく)座敷(ざしき)の右座におらば きうじは左の足よりたつ べし客左座ならば 右の足よりたつと心得べし ○客 飯椀(めしわん)を出すとき 【本文・右丁】 御つもりに福助(ふくすけ)へは申聞せ候まゝ さやうにおほしめし下さるべく候 いつれ御返り事御ねかひ 申上まいらせ候めてたくかしく   ○安産(あんさん)怡(よろこひ)の文 【本文・左丁】   かへす〳〵こなたみな〳〵よりも 一筆申上まいらせ候お阿舞(あん)さま   よろしく申上候やう申おり 御 事(こと)やすらかに御 産(さん)遊はし候よし   まゐらせ候やかて御めもしに 御 血(ち)ごゝろもなく御子さまも   まん〳〵御よろこひ申上へくと 御 達者(たつしや)に御入候との御事万々   存上まいらせ候めてたくかしく 御めてたく嘸々(さぞ〳〵)御もとさま