東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 45

ページ: 45

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【頭書・右丁】 桶(をけ)あらばこれもをとな らしき人こしのつぎに うけ取べし ○夫(をつと)へ女より持参(ぢさん)は小(こ) 袖(そで)一 重(かさね)上下(かみしも)一 具(ぐ)帯(おび)一 筋(すぢ)下おび一筋 扇(あふぎ)一本 畳紙(たとふがみ)五 組(くみ)刀(かたな)一 腰(こし)已上 七 種(しゆ)ひろぶたにて出す これを上輩(じやうはい)として 段々其 分限(ぶんげん)に応(おう)じて さま〴〵あるべきとなり ○夫婦(ふうふ)座(ざ)の事は夫(をつと)は 客座(きやくざ)女は主位(しゆゐ)に座(ざ)す あまり真向(まむき)に座せず 少しすみがけになる やうにすべし 【頭書・左丁】 ○三ツ盃(さかづき)ぜんぶ等(とう)の 次第(しだい)は二 重(ぢう)手懸(てかけ)もて なしの膳せきれいの台(だい) 蓬莱(ほうらい)の台(だい)置鳥(をきとり) 置 鯉(こひ)瓶子(へいじ)三ツ盃 銚(てう) 子(し)ひさげをかざりおく なり平人(へいにん)は分限(ぶんげん)にした がひ床(とこ)のかざりすべし てかけ三ツ盃はかならず あるべしさて待女郎(まちぢやうろ)は 娵(よめ)を化粧(けしやう)の間へいざ なひ衣桁(いかう)などつく ろひざしきへつけ座(ざ)さだ まりて先手がけを出し 待(まち)女郎目出たく挨(あい) 拶(さつ)し夫婦にのし 【本文・右丁】 まつは恙(つゝが)なく帰(かへ)り候ゆへ御しらせ 御 礼(れい)かた〴〵そう〳〵申上まいらせ候かしく   ○帰国怡(きこくよろこひ)の文 御 許(もと)さま御 事(こと)長(なが)〳〵の 御 道中(どうちう)御わもしもなふ 【本文・左丁】 御 機嫌(きげん)よく御 帰らせられ候よし さて〳〵御めてたく嘸々(さぞ〳〵) 御子さまかた御 歓(よろこひ)とすいし上まいらせ候 取敢(とりあへ)ず此(この)一樽(ひとたる)御 祝(いは)ひ上まいらせ候 おしつけ上(あが)り候而まん〳〵御よろこひ