東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 46

ページ: 46

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【頭書・右丁】 こんぶかちぐりをとりて まゐらすべしさてをとな しき女房二人てうし ひさげをとりて下座に 下りへいじの雄蝶(をてふ)を取 てあをむけおき酒をひ さげにうつし扨ひさげより てうしへよきほどにうつして 酌(しやく)わが前にひかへて待(まつ) べし扨 引渡(ひきわた)しいで 夫婦と待女郎にすへべし 其時 本酌(ほんしやく)三ツ盃を嫁(よめ) の前に持参(ぢさん)す嫁とり あげて三 献(こん)加(くは)へて聟(むこ)へ さすむこいたゞき其盃を 下へまはしあらたに中の 【頭書・左丁】 盃をとりて三献のみて 嫁にさす嫁いたゞきて 此盃を下へまはし下の 盃をとりあげ三献のみ て婿(むこ)へさすむこ盃を とり三献のみておさむ 是三々九度のまなび也 ○色直(いろなほ)しは此盃すみて いだすべし夫(をつと)は嫁(よめ)より 持参(ぢさん)の小袖(こそで)たるべし 此盃の事はいろ〳〵流(りう) 義(ぎ)あれども下にては 略義(りやくぎ)をもつはらとす れば大略(たいりやく)をこゝにしるす なほ此みちをしれる人に 尋ぬべし 【本文・右丁】 申上まいらせ候 愛度(めでたく)かしく   ○衣類(ゐるい)借(かり)に遣(つかは)す文 いよ〳〵御 障(さはり)なふ入せられ 御めて度御 嬉敷(うれしく)存上まいらせ候 さては度々(たび〳〵)申上かね候へとも 【本文・左丁】 本店祝(ほんたないわ)ひにてお福酌(ふくしやく)に たのまれ候得共御 存知(ぞんぢ)之(の)通(とふり) 衣類(ゐるい)に差支(さしつかへ)困入(こまりいり)まいらせ候 御ほどさま黒(くろ)の御 小袖(こそで)にても 御かり申上度候御 下着(したぎ)も