東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 47

ページ: 47

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【頭書・右丁】 ○是(これ)より舅(しうと)姑(しうとめ)にげん ざんすみて雑煮(ざうに)を出し 又盃をはじめ酒(さけ)もかん をすべし ○舅入(しうといり)の事右むこ入の かくをもつてじんしやく あるべし中にも婚礼(こんれい)は 賤(しづ)の男(をとこ)賤(しづ)の女までも 相応(さうおう)の礼をかくべからず 先祖(せんぞ)より子(し)々 孫々(そん〳〵)に いたるまでの吉凶(きつきよう)を定(さだ) むるところなれば能々(よく〳〵) 尋(たづ)ねはからふべし [平生(へいせい)女(をんな)こゝろ得(え)]【四角枠で囲み】 それ縫針(ぬひはり)のわざは女 【頭書・左丁】 第一の芸(げい)なれば幼少(ようせう) の時より手習(てならひ)とひとしく はやく習(なら)ひおぼゆべき ことなり世間(せけん)に琴(こと)三味(さみ) 線(せん)小唄(こうた)などにばかり 心をいれてぬひはりの わざにうとき女もあれ どもたとひ富(ふう)家にそ だちおほく人をつかひ て物縫(ものぬひ)女を置(おく)身(み)なり とも心がけざれば女の道(みち) に背(そむ)くといふべし昔(むかし) 文王(ぶんわう)といふ聖人(せいしん)の后(きさき)は みづからおりぬひあらひ はりし給ひけるよしふるき 書(ふみ)に見えたり物縫(ものぬふ)に 【本文・右丁】 御 見繕(みつくろ)ひいかやうの品(しな)にても 宜敷(よろしく)候まゝ何(なに)とそ〳〵 御かし被下候やう御ねがひ申上まいらせ候 まづはそう〳〵めて度かしく   ○金子(きんす)借(かり)に遣す文 【本文・左丁】   返す〳〵ま事に〳〵よん処 態々(わざ〳〵)示(しめ)し上まいらせ候いよ〳〵   なき事にてせひなく 御さへ〳〵敷御入遊はしかす〳〵   御無心申上候もしまた 御めてたく存上まいらせ候さては   いかゞにおほしめし候はゝ こなた事内々 拠(よんところ)なき   こなたゐるいにてももたせ 事にて金子(きんす)入用(いりやう)に候 所(ところ)