東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 49

ページ: 49

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【頭書・右丁】 きよめて垢(あか)つきたる ものを着(き)ざるこそ夫(をつと)の 礼義(れいぎ)といひまた其身 の不浄(ふじやう)をはらふべし 先(まづ)衣類(いるい)をあらふには 灰汁(あく)に和(くわ)してこれを おとすなりつよく油(あぶら)の しみたるは滑石(くわつせき)の粉(こ)を ふりかけてすゝぐべし よくおつるなり ○洗(あら)ひ張(はり)色(いろ)あげ手(て) 染(ぞめ)は女のなぐさみにも すべき手わざにて身 をつかふのひとつなり 染(そめ)ものゝ中にも紅梅(かうばい) 染の心やすく出来て 【頭書・左丁】 はなやかにその色(いろ)紅(べに)に まさることをこゝに記(しる)す  一すはう    四十目  一ずみ 《割書:薬種也|》  同  一かりやす   十二匁  一みやうばん  三匁 右ひとつにして水二升 程入れせんじよく出る を待(まち)ていくたひも染(そ) むべしことの外色よく 出るなり ○女の心はおろかなる ものなるを雑書(ざつしよ)を見て 男女(なんによ)の相性(あいしやう)をかんがへ ひのえ午(うま)をいみ日を うらみものいまひする 【本文・右丁】 御内々(ごない〳〵)御 願(ねが)ひ申上候御 聞届(きゝとゞけ) 下され候やうひとへに〳〵 御 願(ねが)ひ申上まいらせ候かしく   ○金子(きんす)断(ことわり)の文 せんもしは御 使(つかひ)被下候其せつ 【本文・左丁】 仰(おほせ)下され候 金子(きんす)の事 鶴助(つるすけ)へくはしく申 聞(きか)せ候へども 此節(このせつ)仕入(しいれ)さい中(ちう)にてこなたとても さしつかへ候ほどの事に御座候得は 近頃(ちかごろ)〳〵御きのどくさまには