東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 50

ページ: 50

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【頭書・右丁】 ことみな親のをしへなく 道(みち)をまもりわきまへる ことをしらしめきるゆゑ なりいはんや後世(ごせ)を もがひて財宝(ざいほう)をなげ うち人倫(じんりん)の道(みち)を知(しら)ず ましてやさしたるよき こともなきで身(み)のさい はひを祈(いの)るはまことに愚(ぐ) 痴(ち)のいたりなり菅家(くわんけ)の おんうたにこゝろだに まことの道にかなひなば いのらずとても神(かみ)や 守(まも)らんよく〳〵此 歌(うた)を 詠吟(えいぎん)してさとるべし 今世(こんじやう)だによくをきめば 【頭書・左丁】 後世(ごしやう)とてもひつかひ なく子孫(しそん)永(なが)く繁昌(はんじやう) してめでたけるべし [ 七夕祭(たなばたまつり)の事(こと) ]【四角枠で囲み】 七夕まつりは七月七日の 夜(よ)織女(しよくじよ)銀河(ぎんが)をわた りて牽牛(けんぎう)にあふと むかし桂陽城(けいやうじやう)の武丁(ぶてい) といふもの言【立ヵ】いたせし よりつたへてさま〴〵の 菓物(くわぶつ)をそなへてこれを まつるを乞功奠(きつかうでん)【乞巧奠の誤】といふ そのまつりの次第(しだい)茅萱(ちがや) の葉(は)をしき瓜菓(くわ〳〵)を手(た) 【本文・右丁】 候得とも此度(このたび)の事は御 断(ことはり) 申上候やう鶴助(つるすけ)申おり候 扨々(さて〳〵)外(ほか)にてもなく御 許(もと)さまより 折角(せつかく)之 仰(おほせ)下候御 事(こと)御 断(ことはり) 申上 思召(おほしめし)の程(ほと)恥(はぢ)入候御事と 【本文・左丁】 存あけまいらせ候 誠(まこと)に〳〵よく〳〵の 事と思召(おほしめし)下さるへく候 猶(なを) 御めもじのふしと申残し まゐらせ候めて度かしく   ○金子(きんす)催促(さいそく)の文