東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 52

ページ: 52

翻刻

【頭書・右丁】 音(ね)ちくさの花に まつむし鳫(かり)鳴(なき)て 月(つき)にこゝろうつ せり  冬(ふゆ) 冬(ふゆ)はまづ初(はつ)しも あられみぞれ 木(こ)がらしさえし 夜(よ)のあけぼの雪(ゆき) にこゝろうつせり 各 委(くは)しく琴曲抄(きんきよくせう) 撫箏雅譜集(ぶさうがふしふ) 其外(そのほか)琴の譜の 書(しよ)に見る 【頭書・左丁】 [名香(めいかう)六十一 種(しゆ)    名寄(なよせ)文章(ぶんしやう)]【四角枠で囲み】 夫(それ)名香(めいかう)のかず〳〵に 匂(にほ)ひ上なき蘭奢待(らんじやたい) いかにおとらん法隆寺(ほうりうじ) 逍遥(せうよう)三吉野(みよしの)紅塵(かうぢん) ややどの古木(こぼく)の春(はる) の花(はな)とくに妙なる法(ほ) 華経(けきやう)は花たちばな の香(か)ぞふかみみかはに かくる八(や)ッ橋(はし)の法(のり)の はやしの園城寺(おんじやうじ)しか はた似(にたり)うらみそふ しげる菖蒲(あやめ)にふく 【本文・右丁】 下され候やう御 頼(たのみ)申上まいらせ候かしく   ○弟子入(でしいり)頼(たの)み遣(つかは)す文 一 筆(ふで)申上まいらせ候 時分柄(じぶんから) 御ひへ〳〵敷候得共御 揃(そろひ)遊はし 御さへ〴〵しく御入らせ候はんと 【本文・左丁】 御めて度存上まいらせ候さては 娘(むすめ)事御 面倒(めんだう)さまながら 稽古(けいこ)御 頼(たの)み申上たく 存上まいらせ候 誠(まこと)に〳〵ふつゝか ものにて御 気(き)の毒(どく)さまには