東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 55

ページ: 55

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【頭書・右丁】 事は女第一の芸なれ ばよく〳〵ならひ覚(おぼ)ゆ べしたとへ富貴(ふうき)の 家(いへ)に生れたりとも 仕立物(したてもの)はいふにおよ ばずしきしつぎもの つゞまやかにするは 家をたもつ柱(はしら)だて なるべし夫(をつと)をもち てはよくしたがひとかく 男をさしおきていひ 出しはからふことあしし 何事も詞(ことば)かずいはず わかしらぬ道の事は 猶さらにして卒爾(そつじ) にかたるべからずつたへ 【頭書・左丁】 聞(きゝ)たる事などはあや まりあるものなれば かたらんとおもふ事 わが心に会得(えとく)して かたるべし人をつかふ ものはおのれ人につか はるゝとおもふべし万の 事 急(きう)に仕(し)おほせんと するは気(き)のつくるもの なりたとへば十ヲのこと 七ツ八ツまで仕おほせ なば今ひとつふたつは のこしおきよく気(き)を やしなひかさねて成就(じやうじゆ) すべきと思ふがよし 強(しゐ)てものごと早急(さつきう) 【本文・右丁】 御目出たくそんし上まいらせ候 此品(このしな)聊(いさゝか)ながら御めにかけ まいらせ候 宜(よろし)く仰上られ 下され候やう御 願(ねが)ひ申上まいらせ候        めで度かしく 【本文・右丁】   女 手(て)ならひ   教訓(けうくん)の書(しよ) 古(いに)しへはものかゝぬ 人も世(よ)におほかりし とはきけども今(いま) かくめて度(たき)御代(みよ)に