東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 4

頭書萬用婦人手紙之文言 - 翻刻

頭書萬用婦人手紙之文言 - ページ 58

ページ: 58

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【頭書・右丁】 前後(ぜんご)にはよるべからず 我(われ)は道を師(し)とすべし 師にあはざればわづか の事にてもまどひ とけぬものなれば千 日の勤学(きんがく)よりも一 時の学匠(がくしやう)すぐると いふ事よく〳〵わき まへつとむべし〳〵 [琴(こと)三味線(さみせん)の事(こと)]【四角枠で囲み】 琴(こと)は唐土(もろこし)にて神農(しんのう) といふ聖人(せいじん)つくり はじめ給ふなり日本 にては天(あめ)のうすめの 命(みこと)はじめ給ふ 【頭書・左丁】 ○琴(こと)と三味線(さみせん)との 調子(てうし)をあはする事 琴の三の糸三味線 の一琴の五はさみせん の三とおなじ ○二あがりのてうしは 琴の三さみせんの一 琴の八三味せんの二 琴の十三さみせんの 三とおなじことなり ○糸のおさへやう大 指(ゆび) にさしたる爪(つめ)を前(まへ)の 爪といふ中ゆびにさし たる爪を向ふ爪と云(いふ) 人さしゆびにさしたる つめをわき爪といふ 【本文・右丁】 みめ容(かたち)よく生(むま)れ付(つき) ても物(もの)かく事のつた なければ夫(おつと)のかたの 親類中(しんるいぢう)また出入(でいり)の ものにも見(み)けなされて 中(なか)〳〵はづかしき 【本文・左丁】 事おほしまた手 なとうつくしう書(かき) ぬればをや達(たち)をも 人のほめるもの なれば孝行(かう〳〵)の ひとつなり折ふしの