翻刻
【頭書・右丁】
いふ天竺(てんぢく)のあしゆりん
王の代(よ)にきぶといふ
もの作(つく)りたるとかや
[衣装(いしやう)の正字(しやうじ)尽(づくし)]【四角枠で囲み】
裱(おもて) 裡(うら) ■(せぬひ) 襟(ゑり)
衽(おくび) 内襟(したがひ) 袖(そで)
袂(たもと) 裙裔(もすそ) 帯(おび)
襘(おびむすびめ) 紐子(ひも) 宗細(わな)
手巾(てぬぐひ) 汗拭(あせぬぐひ) 紛(ぞうきん)
手帕(ふくさ) 襷襅(たすき) 袍(うはぎ)
缺掖(わきあけ) 裳衣(もつき)【蒙ヵ】 浴衣(ゆかた)
䙃(そでなし) 褓襁(むつき) 襯(したぎ)
【頭書・左丁】
汗■(はだぎ)【襂ヵ】 湯具(ゆぐ)
○絲(いと)の部(ぶ)
緒(いとぐち) 類(いとふし) 縷(いとすぢ)
絹絲(きぬいと) 線(よりいと) 糸頭(あらいと)
胡糸(しらいと) 経(たて) 緯(ぬき)
■(くみいと) 啄木(たくぼく) ■■(ぼたん)
錦(にしき) 金襴(きんらん) 綺(おりもの)
繍(ぬひもの) 金紗(きんしや) 紗(しや)
羅(うすもの) 穀(ちりめん) 縬(しゞら)
綾(りんす) 光綾(ぬめりんず) 花綾(くわりんず)
紗綾(さあや) 絹(すゞし) 練(ねり)
【本文・右丁】
はよき事につき
悪(あ)しき事につきても
親(おや)ざとへひそかに
言(いひ)やりたき事 必(かならず)
あるものなり事に
よりて使(つかひ)のものにも
【本文・左丁】
きかせられぬ事
あるとき筆(ふで)かな
はねばこゝろにおもふ
ほど書(かき)とられず文(ぶん)
しやうもふつゝか
なればかたこと