翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

紅葉集 - 翻刻

紅葉集 - ページ 20

ページ: 20

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八染(やしを) 初春出葉 朱(あけ)のごとく花にもまさり    八塩の岡の秋を見るごとく成とて名付      又春より秋迄さま〳〵に色かへたゑぬ 【挿絵】  ながめを八染と名付ク八塩も        岡は名所にして歌人筆をひたし        いろ〳〵にながめなせしとぞ夏に        いふは出葉花よりはやき        ながめありて秋も猶よし             あきすゑ 浅からぬ八塩の岡の紅葉はを   なにあやにくに時雨そむらん 笠取山(かさとりやま) 出葉あいらしく切込数有丸葉なり     十二ひとへのごとく色くろみ有り葉あつき 【挿絵】 ゆへ時雨なければ紅葉あしし霧か時雨          ふかき所にあれば紅葉すくれたり          此種かの山より出たるよし是も          名所にして〽かさとりの山はい          かでか紅葉そめけんとよみ〽かさ         とりの山の時雨はともさま〳〵に                ながめなせし也        雨ふれは笠とり山の紅葉々は         行かふ人の袖さへそてる 忠峯