翻刻!いきもの図鑑

コレクション: コレクション1(くずし字)

紅葉集 - 翻刻

紅葉集 - ページ 56

ページ: 56

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やしほちしほは枝を染花に先立て葉を ひらき早春のなかめ百色の品葉形の異類 夏は又若芽しけりて形状各別の模様を見せ 秋はもみちの春にして時雨の細工諸花も 及ふまし不断のなかめ庭圃のかさり是を 植すしていつれの木をか賞すへし愚老 本家のかたはらに隠居屈膝を設けたれとも 是はすてかたくて軒のまはりに楓種多く蒔 ちらしちさき小苗に接木す千代萬歳の 時なるかな武郷の富家千万町の遊人方飛鳥 山の花見帰り野遊ひの戻りに立寄葉形好物〳〵 あらそひもとめてかへりぬ又は諸国より聞及ひ 参府の方へあつらへ折節の便りに駕乗物の前に 置のりものゝ脇付歩人に荷担せてもとめて かえり給ふ宜成るかな隠老の薪茶の労に代る ものとて清天良辰には尺甫に出杖をたてゝ 念珠は杖に預け置樹下熱【蟄ヵ】て目かねのたすけ にひたもの接はひたもの売日々につけは