翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻49-51 - 翻刻

本草図譜. 巻49-51 - ページ 8

ページ: 8

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【右丁】 秋月(あき)実(み)より生(せう)す人家(しんか)庭際(ていさい)【注】�(かはら) 屋(や)の上(うへ)或(あるゐ)は道傍(みちはた)甚た多(おほ)し葉(は) 罌粟(あふそく)に似(に)て鋸歯(かゝり)少(すくな)く又薊(けい)《割書:あさ|み》 の葉(は)に似(に)て刺(とけ)なく白色を帯(を)ふ 切(きれ)は白き汁/出(い)つ円茎(ゑんけい)互生(こせい)し中(なか) 空(うつ)ろなり冬凋ます春月茎(くき)高(たか) さニ三尺/梢(こすへ)に花あり窩苣(くわきよ)に似(に) て黄色(きいろ)後(のち)絮(ちよ)となりて飛(と)ふ秋(あ) 月/苗根(なつね)皆(みな)枯(か)る葉味ひ微(すこ)し苦(にか) し大和本草(やまとほんさう)に今の人これを食 ふことを知(しら)す似(に)て苦(にか)き汁(しる)を 去(さり)て食(くら)ふへしといへり 【左丁】 一種    まゝな《割書:甲|州》   おにたひらこ 《割書:寺|嶋》    ハヒクスコロイト《割書:和|蘭》の一種      黄鵪菜(わうくわんさい)《割書:救荒|本草》 山野或は人家/屋上(やのうへ)に■秋月/実(み)より生す苗(なへ)初(はしめ)地に布(し)き 栽(な)の葉に似(に)て瘠(やせ)て薄(うすく)黄緑色/頭(かしら)円(まる)く葉の本に花叉(また) あり春(はる)茎(くき)を抽(ぬきんす)ること三五条(しやう)高(たか)さ一尺/余(よ)茎葉(くきは)を摘(つめ)は 白(しろ)き汁(しる)出(い)つ秋(あき)梢(こすへ)に花(はな)あり苦苣(くきよ)又/剪刀股(せんとうこ)《割書:しゝ|はり》の 花に似て小にて黄色後/白茹(はくしよ)となり飛(と)ふ甲州 にてまゝなと称(せう)して嫰(わか) 苗(め)を採(と)り煮(に)て食(しよく)す 【注 「かはら」は「⿸尸瓦」もしくは「⿸尸𭺛」か。】