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コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 104

ページ: 104

翻刻

大騒動故世話方之者并役僧等只管仛【詫】入 且当日出席官吏迄倶々取成挨拶有之 ニ付無難ニ事済承知いたし罷帰候由 又 ある時両国おてゝこ芝居見物ニ入しに 桟敷ゟ唾をはき吸売【殻の略記】を落し種々無礼 をなし喧嘩を好む徒ものすれ掛りしを 堪忍して帰らんとせしに又木戸口に両 足を出して支へける故右両足と襟元 うなじを苦労もなくひつ掴ミ木戸外へ 持出幅狭き桟子の一ト間へ/力(チカ)らニ任せて 二ツニ折グツト押込ミ見返りもせで帰りけれバ 木戸之者跡ゟ附廻し姓名聞糺し右座元之者 罷越深く礼謝して申様彼レハ御覧之通徒を なし何業ニ不限御客へすれ掛り喧嘩を好 店先を妨候悪党ニ而今後之為懲皆々 挙而難有かり候段云いしと也