デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 106

ページ: 106

翻刻

         吉川蘭渓      極印屋 庄左衛門 此人ハ元一乗町土倉屋とか申方ゟ養子ニ行 極印屋家相続せしが敢而学問の沙汰ハなかり しか格別能書ニて歌道抔執心成しや度々 上京して堂上方を初有名之諸大家に 交り遊長之行状成しがある時京都へ登りかけ 三条通り上等之菓子屋へ腰掛茶を乞 口取を所望しける故通例之茶菓子を 出しけれハ今少し最上之製を出すへしと