デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 30

ページ: 30

翻刻

之段神妙之至被思召依之為功労賞賜此品候猶何時被為 召儀可有之候間此旨可相心得候事  赤地金欄一巻 御文庫入御印籠一御盃一個 右の品々坊城卿よりして伝賜なり八月藩に帰り再たひ隠居 す同月当分藩公の供を免せられ猶時宜に依り上京を命す る事あるへしとの藩命あり明治二年九月朝廷より仰せ出され し旨ニ而春岳公より使を以て左の通授附せらる 太政複古之時ニ際シ其藩ヲ助ヶ力ヲ皇室二尽シ候段叡感不浅仍 賞其功労禄四百石下賜候事   高四百石  依功労永世下賜候事 三年四月本藩両公より左の通り仰せ渡さる  丁卯之冬皇室御維新事務多端之際日夜奔走尽力  之勤労不少仍御賞典之内百五十石永世分授候事 四年より阪井郡阪井港の南宿浦へ別荘を卜し爰に閑居 風に吟月に嘯き亦世事を云はす 明治十年天皇京都に行幸あり暫く爰に鳳輦を駐め させ玉ふ則旧藩主春嶽老公には天機伺ひとして東 京より京都に出られし砌翁にも天機伺ひとして宿浦 の閑居より京都に上られしが天顔拝謁仰せ付られ且 一新の際国事尽力の段叡感在せらるゝ旨を以て金