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翻刻
【右丁】
雪江翁の霊位満足且
當今歌道特別御引立被成下御趣意
ニも叶ひ蓋福井の福井たる繁昌の
基礎とも成なん歟と思ひのまゝを書
添侍る
【左丁】
松虫の音 略
朝倉左衛門督 日下部義景
朝倉院直作曲水宴 題早涼至
花流る昔を汲て山水に一葉をさそふ秋の涼しさ
日下部景記 朝倉九郎左衛門
同 同 峯の月
もろこしの遠ひかけをも手にとるや峯にうかへる月の盃
栂野吉仍 栂野三郎左衛門尉
同 水江の鷺
鷺のゐる芦邊涼しき柳陰この川つらに停ふみしたえ
宗澄法師 朝倉時人
同 号衣應
もらさしとつゝむ涙のから衣朽なん後やさていかゝせむ