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コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 49

ページ: 49

翻刻

【右丁】      柴田すりの鳧姫  勝家姪女」 母末盛方 同 同 おもひきや竹田の里の原の寄はゝうえ共に消んものとは      堀侍従  始號久太郎後左衛門督藤原秀政 同 天正六年豊臣太閤関白聚楽亭御歌會松によする祝 露の後猶あらはれん松かえの千世のみとりや今茂る葉      浄光公 權中納言従三位徳川參河守源秀康 同 同 玉をみかく美き里の松は幾ちとせ君かさかへんためし成らん      侍従藤原秀一  長谷川藤五郎 同 同 此頃當国東郷ニ在して東郷侍従となん云ひける 世々を經は植る梢も白雲をつねにかゝらん庭の山まつ      侍従源頼隆   蜂屋出羽守 同 同 此頃敦賀に在して敦賀侍従となんいひける 君をいはふためしに植し住吉のまつも久しきよゝの行末 【左丁】      少将  豊臣関白秀次公妾 當国の人 同  文禄四年秀次公は鳥野山辺ニてうせ給ひし時奉仕之女 六条河原ニ而切られし時 あめつちの其間よりうまれ来てもとの道にし帰る成けり      假名前 同上 同 夢とのみおもふが君にまほろしの身は消て行あはれ世中      清池君 越後中将光長卿女」大安公正妃 新百人一首 行逢恋 おもふぞよ逢見て後はとわかりもはては神さへつらからん身を      藤原三治  杉田主水 勘斎集 吹はらふ雲に入日の影見えて衣手涼しもりの下つゆ      藤原政方  有賀 同 一むらの梢も見えぬあけぼのは雲に道ある峯のかけはし