デジタルアーカイブ福井の資料を翻刻

コレクション: 松平文庫

温古集 三巻 - 翻刻

温古集 三巻 - ページ 61

ページ: 61

翻刻

【右丁】 ゐの水は祝哥を友とちにもとめて巻ふみに かいつめ千代の古道千世もつたへんと也迄を此おちや もとつかはねはちひろの陰の竹田氏にしてとほつ おやはみかはの国にうまれ名高のうらの名たか きを猶たらすとく唐船のたよりもとめて千里の 波にうきねの鳥たまりさためぬうちまくら青海 原をふりさけては故郷の月をみかさ山のむかし もおもほゆへくからりしてからにしきたちかへる さのつとに亀山のいくなをもへたへもて来し よりなよ竹の代〳〵いまたいさをしにえさるれは 【左丁】 こゝの都にうつろひにても足羽川のなかれそこひ ふかく家の風たゆます今もかもたゝむきのやしりを けつりはたむねもさきてふをかふる術をさへたな こゝろにをさむる心のまに〳〵碁をかこめるわさに さかしく軒はの萩の遠き昔をうひよたりの翁を も今に見る盤上のきよくにはおのつからおのゝえをも くたしつへしさるものからくぬかのみれしに名 にしおひてなそらふ人しもなつ引のいとやこと なきわたりにもましらひかつとつ国にもかすま へられしなさかるこしのおほ山こえきたりてなつ